Note/FAQ/日本語化
はじめに †
公式の日本語版には、以下のデメリットが存在します
- 多くのModで使うSKSEが対応していない
- そのため、使用できないModが多く存在する
スクリプト拡張のSKSEは本体exeが英語版(インターナショナル版)でなければ使えません。
そこで、英語版exeと日本語版のデータを用いて日本語化します。
なお、ここに書かれている情報は各自の自己責任によって行ってください。
目次 †
Special Editionの日本語化 †
バージョンアップが停止(開発終了)していないため、通常版で言うところの旧方式での対応となります。
この方法を用いても、実績解除は問題なく可能ですが、1.53で英語stringsと日本語stringsの中身にズレが生じたため、色々なアイテムが<名前がありません>になってゲームから消失する という問題が起きます。
このwikiの手順通りにすると問題が起きるため、対応するstringsが必要です。1.5.3以上の日本語化は以下のブログ記事を参考にして日本語化してください。
一番確実簡単なSkyrim Special Editionの英語版日本語化
手順 †
以下は古いやり方です。上記のブログ記事を参照してください。
- Skyrim Special Edition 公式日本語版のインストール
(すでに日本語版のインストール及び動作確認が完了している場合は手順2.へ)
- すでに存在している場合、インストール済のSkyrimをフォルダごと削除する
- Steam を起動する。
- ライブラリ画面に切り替える。(購入していれば、The Elder Scrolls V:Skyrim Special Edition があるはず)
- Steamライブラリの The Elder Scrolls V:Skyrim Special Edition を右クリックしてプロパティを開く。
- <言語>タブに切り替え「日本語(Japanese)」にして、閉じる(自動でインストールが始まる)
- インストール100%(終わると%表示が消える)になるまで待つ。※通信速度によっては数時間かかります
- 確認のため、もう一度 The Elder Scrolls V:Skyrim Special Edition のプロパティを開き、<ローカルファイル>タブを表示。ゲームキャッシュの整合性を確認…をクリック。
- ファイルのチェックが始まり、問題がある場合はダウンロードが始まる。
- 正常に終了するまで、繰り返し整合性を確認すること。これが終了すれば、公式日本語版が遊べる状態になる。まともに起動&プレイできるか確認する事*1
- 日本語版データのバックアップ
以下のどちらかの手段を用いてファイルをバックアップする
- インストールされたSkyrimのフォルダの名前をリネームする(Skyrim を Skyrim_JP に変えるなど)
- ディスクの容量が心許ない場合、日本語版SkyrimのDataフォルダの中の以下のものを別の場所にコピーするなどしてバックアップしておく。
[ファイル]
Skyrim Patch.bsa
Skyrim - Voices_ja0.bsa
- Skyrim 英語版のインストールとバックアップ
- 手順2.のii.で必要最小限のバックアップを取った場合、インストール済の日本語版Skyrimをフォルダごと削除する
- Steamライブラリの The Elder Scrolls V:Skyrim を右クリックしてプロパティを開く。
- <言語>タブに切り替え「日本語(Japanese)」→「English (英語)」に変更し閉じる。
- 今度は、英語版のダウンロードが始まる。完了後、正常に終了するまでゲームキャッシュの整合性を確認する。これが終了すれば、公式英語版が遊べる状態になる。今度もまともに起動&プレイできるか確認する事。*2
- この英語版データも上の日本語版データと同様にバックアップ推奨*3。当然日本語版のバックアップ先とは別にする事。
- 日本語版のデータファイルを追加する
- フォルダの作成
英語版SkyrimのData\に、以下のフォルダを作成します。
[フォルダ]
Interface
Strings
- バックアップしてある日本語版の Skyrim - Patch.bsa からBSA Browser等を使って以下のファイルを取り出し、取り出したstringsファイルのファイル名のJapaneseをEnglishに変更して英語版SkyrimのData\Interfaceフォルダに入れる。
book.swf
fontconfig.txt
fonts_en.swf
translate_japanese.txt →(変名) translate_english.txt
- バックアップしてある日本語版の Skyrim - Patch.bsa からBSA Browser等を使って以下のファイルを取り出し、取り出したstringsファイルのファイル名のJapaneseをEnglishに変更して英語版SkyrimのData\Stringsフォルダに入れる。
dawnguard_Japanese.dlstrings →(変名) dawnguard_English.dlstrings
dawnguard_Japanese.ilstrings →(変名) dawnguard_English.ilstrings
dawnguard_Japanese.strings →(変名) dawnguard_English.strings
hearthfires_japanese.dlstrings →(変名) hearthfires_English.dlstrings
hearthfires_japanese.ilstrings →(変名) hearthfires_English.ilstrings
hearthfires_japanese.strings →(変名) hearthfires_English.strings
dragonborn_Japanese.dlstrings →(変名) dragonborn_English.dlstrings
dragonborn_Japanese.ilstrings →(変名) dragonborn_English.ilstrings
dragonborn_Japanese.strings →(変名) dragonborn_English.strings
skyrim_Japanese.dlstrings →(変名) skyrim_English.dlstrings
skyrim_Japanese.ilstrings →(変名) skyrim_English.ilstrings
skyrim_Japanese.strings →(変名) skyrim_English.strings
update_Japanese.dlstrings →(変名) update_English.dlstrings
update_Japanese.ilstrings →(変名) update_English.ilstrings
update_Japanese.strings →(変名) update_English.strings
- バックアップしてある日本語版のファイルを英語版SkyrimのData\の同名ファイルに上書きする。
Skyrim - Voices_ja0.bsa →(変名) Skyrim - Voices_en0.bsa
LE版の日本語版の英語化パッチ方式 †
LE版(SE版ではないほう)でのもっとも簡単な日本語化方法です。日本語版にパッチを当てるだけです。ただし、英語音声にしたい場合は別途ダウンロードが必要です。
簡単で確実なスカイリムLE版の日本語化
LE版の公式英語版の日本語化方式 (オールインワン) †
手順 †
以下に記載されている手順等を自動化したものです。
https://mega.nz/#F!44MWGLSR!mhCWQSspeLncYvkGNIc36w
Skyrim_1.9.32.0_E2J_AIO
英語版を日本語版にします。
インストールを英語で行っている方はこちら。
Skyrim_1.9.32.0_J2E_AIO
日本語版に英語版のパッチを当てた上でさらに
日本語化します。
インストールを日本語で行っている方はこちら。
どちらとも、インストールフォルダの確認、
バックアップを行うか、
所持しているDLCの確認、
音声の日本語化を行うか、
公式翻訳を使うか、誤訳修正版を使うか選択できます。
LE版の公式英語版の日本語化 (日本語音声&日本語字幕) †
従来より簡易な手順で日本語化できますが不具合が起きるようなことはありませんし、従来の方法と同じようにMODを楽しめます。
まず前提として、現在Skyrimは開発が終了し本体のver更新は行われておりません。よって英語版、日本語版とも変更は無く、STRINGSにも言語の違いはあれど行数等も同じでありパッチを充てて差分を埋めるようなことは不要なので出来る方法です。
※正常に日本語化できているはずなのに起動できない場合はTESV.exe、SkyrimLauncher.exeを右クリックしてプロパティの互換性タグより管理者としてこのプログラムを実行するにチェックをつけてから実行してみてください。
手順 †
- Skyrim 公式「英語版」のインストール
- 従来の方法と違うのは、最初にダウンロードするのは英語版の方です。
- あくまで手順がスムーズになるだけの話で、最初に間違って日本語版をDLしても、日本語版の再DLという無駄が発生する以外に実害はありません。
- 細かい注意点は今までの方法と同様なのでそちらを参照してください。
- 英語版のTESV.exeのバックアップ
- 必須なのは、本体である「TESV.exe」ファイルのみです。他のファイルをバックアップしておくかどうかは任意です。
- 音声関連は、その言語verしか含まれない為、日本語化しつつ音声は英語で楽しみたい方は Skyrim - Voices.bsa、Skyrim - VoicesExtra.bsa、各DLCのBSAファイルのバックアップも必要になります。
- また、Creation Kit(CK)の起動に必須となる英語版の「steam_api.dll」も同時に保存しておくと、後々使いたくなった時の再インストールの手間が省けるのでお勧めです。
- なお、誤訳修正パッチ*4を使う場合、「Skyrim\Data\Interface\Translate_ENGLISH.txt」も必要になるので忘れず保存しておいて下さい。
- Skyrim 公式「日本語版」のインストール
- 英語版を削除or退避させたあとにインストールします。
- 他の細かい注意点は従来と同様です。
- 日本語版のTESV.exeに英語版のTESV.exeを上書きする
- 日本語版のTESV.exeファイルはMODを遊ぶ環境では使う用途が一切無いので、バックアップはとくに必要ありませんし上書きで問題ありません。
- CKもインストールする場合は、steam_api.dllも英語版で上書きしておきましょう。やはり日本語版のバックアップは不要です。
- Skyrim.iniの確認・編集
- カスタムフォントMODの薦め
- 必須ではありませんが、付属する「Interface/fontconfig.txt」によってSkyrimで使える漢字が増えるので、
日本語化されたMOD等でデフォルトだと"□"とバグ表示されてしまう漢字*6も正常表示されるようになります。
- 重要なのはfontconfig.txtの最後の行に羅列された文字群で、ここでSkyrimで表示可能な文字を定義しています。
極端な話、この行だけ日本語表示に特化したものからコピペしてしまえば他のfontconfig.txtに換える必要が出た時でも困りません。
- 導入はSkyrim MOD DB等で探してお好きな物を選んで下さい。
配布先のNEXUSは登録が必要ですが、Register→有料会員のチェックを全て無視してCreate accountで簡単に無料登録できます。
- 英語音声を楽しみたい方
- バックアップしておいた英語版「Skyrim - Voices.bsa、Skyrim - VoicesExtra.bsa、各DLCのBSA」と入れ替える。
基本的に音声には言語の区別がありません。ファイル容量が大きい為に常に1種類しか存在しないだけで、入れ替えるだけで機能します。
- 各DLC(日本語版)のBSAから日本語STRINGSを抜き出す(DLCが無い場合はスキップ)
公式DLC(英語版)のBSAには日本語STRINGS(xxx_Japanese.strings他2種)が含まれない為、そのまま起動するとファイル不足扱いになりタイトルCTDします。
- 上記を防ぐ為、日本語版のBSAから「Strings\〜_Japanese.STRINGS、〜_Japanese.ILSTRINGS、〜_Japanese.DLSTRINGS」*7を抽出し、Skyrim\Data\Stringsフォルダに配置します。
- BSAからの抜き出しには、B.A.E(新旧のBA2、BSA兼用の2017現在の最新ツール)が便利です。
- 以上で、必要な作業は完了です。
- STRINGSの誤訳修正版を使いたい方
- 英語版の「Strings\〜_English.STRINGS、〜_English.ILSTRINGS、〜_English.DLSTRINGS」をBSAから抽出。
もしくはNEXUS*8から入手(英語版STRINGSのみ公式認可済)して、Data\Stringsに配置します。
- Skyrim_v1.9.26.0日本語化.7zを解凍し、Skyrim\Dataフォルダに
「Interface\Translate_ENGLISH.txt」、「Strings\〜_English.STRINGS他2種」が揃った状態で
差分パッチである「Skyrim1.9.26.0_English→誤訳修正版.exe」を「Skyrim\Data」フォルダに適用します。*9
- パッチによって生成されたSkyrim_English.STRINGS他の中身は、誤訳修正された日本語版STRINGSですので、
それらをSkyrim_EnglishからSkyrim_Japaneseにリネームすれば誤訳修正は完了です。
- なお、パッチ適用時に同じく生成されるoldファイルは元々のEnglish.STRINGS(英語版)の拡張子をリネームしたものです。
こちらも翻訳の関係で使うことになるので拡張子を本来のものに戻しておいて下さい。
- 他の注意点など
- 以上で終了なのですが、勘違いされている方も多いので説明しておくと、日本語版でMODを使用すると問題が発生しやすいのは、本体プログラムであるTESV.exeの仕組みが英語版と日本語版では違う為に英語版を前提に作成されたMODでは誤動作を起こすのが原因です。決して言語自体がJapaneseだから不具合が起きるわけではありません。
- Skyrimは元々マルチランゲージシステムなので多言語に対応していますし、極論、未知の言語でもフォントを用意してSTRINGSの該当表記部分をその未知の言語にリネームし所定の場所に配置すれば動作します。
- この環境でのMODの日本語化に関して
- espやesmの日本語化は従来と全く一緒で同様に翻訳ツール等を用いて翻訳してください。
- 日本語版環境でプレイする場合の利点として、日本語前提の国産MODやSkyUIなどのマルチ言語対応MODはそのまま導入すれば自動で日本語表示になるので便利です。(ただしSkyUIも、より詳細な日本語化には有志の翻訳ファイルを使用します)
- SkyUIのMCM用日本語化等で有志が配布したファイルでも古い物だと、旧日本語化仕様に合わせた「xxx_English.txt」となっているものが大半なので、_English→_Japaneseにリネームして配置する必要があります。
- 一部のMCM対応MODでは、xxx_Japanese.txtがBSAファイル等に含まれていない場合がありエラーになります。
その場合は、xxx_English.txtを抜き出す(orコピー)して同じようにxxx_Japanese.txtとリネームし、Interface\translationsに配置してください。
- また、最近のMODの翻訳で主に使うことになるsseTranslatorの自動翻訳辞書生成には、英語版と日本語版の両方の本体+DLCの.STRINGS 3種が必要になります。
- これを一度作っておけば、Translatorにespやpexファイルを読ませただけでバニラと同じ英文を自動で翻訳してくれるので
多くのMODで発生する日本語の地名や名前、本の中身などが英語に戻ってしまう状態を一瞬で解決でき非常に便利です。