吸血鬼と戦闘中に、まれに吸血病に感染するが、それが進行すると吸血鬼と化す。
ステータスにも日常的にも多大なデメリットを持ち、かなり行動が制限される厄介な病気。
とは言うものの、隠密スキルや幻惑スキルにボーナスが入るためプレイスタイルによっては有用。
DLCの導入で更に扱いやすくなる。
吸血鬼から病気をもらい、サングイネア吸血症に罹った状態で治療せずに数日過ごすと、やがて吸血病へと至る。
発病後も日数経過で段階が進行し、段階に応じてメリット・デメリットが大きくなる。
DLC:ドーンガード導入で、メリット・デメリットが緩和される。
あとで詳しく述べるが、弱点・耐性倍率だけここで表記。
目が赤くなり、NPCがプレイヤーの目の色や肌について話するようになる。
スニーキング中に眠っているNPCから血を吸うことができ、吸血病の症状を第一段階まで戻せる。
ただし、いくら血を吸っても完治することは決してなく、またデメリットも完全には消えないので注意。
第一段階の状態で血を吸わないまま24時間経過するとこの段階へ進む
第二段階の状態で血を吸わないまま24時間経過するとこの段階へ進む
第三段階の状態で血を吸わないまま24時間経過するとこの段階へ進む
NPCは、プレイヤーを認識すると攻撃を仕掛けてくる。所属する派閥であっても同じ扱い。
第一段階 | 第二段階 | 第三段階 | 第四段階 | |
---|---|---|---|---|
耐性&弱点 | 疾病耐性:100% 毒耐性:100% 冷気耐性:25% (DG:20%) 炎弱点:25% (DG:20%) | 疾病耐性:100% 毒耐性:100% 冷気耐性:50% (DG:30%) 炎弱点:50% (DG:30%) | 疾病耐性:100% 毒耐性:100% 冷気耐性:75% (DG:40%) 炎弱点:75% (DG:40%) | 疾病耐性:100% 毒耐性:100% 冷気耐性:100% (DG:50%) 炎弱点:100% (DG:50%) |
アビリティ | 夜の王者 (幻惑上昇25%) ナイトストーカーの足音 (隠密上昇25%) 太陽光弱点 (-15pt) | 夜の王者 (幻惑上昇25%) ナイトストーカーの足音 (隠密上昇25%) 太陽光弱点 (-30pt) | 夜の王者 (幻惑上昇25%) ナイトストーカーの足音 (隠密上昇25%) 太陽光弱点(-45pt) | 夜の王者 (幻惑上昇25%) ナイトストーカーの足音 (隠密上昇25%) 太陽光弱点(-60pt) |
魔法 | 吸血鬼の吸収 (2pt/秒) 吸血鬼のしもべ (Lv6まで) 吸血鬼の視力 | 吸血鬼の吸収 (3pt/秒) 吸血鬼のしもべ (Lv13まで) 吸血鬼の視力 吸血鬼の誘惑 (Lv10まで) | 吸血鬼の吸収 (4pt/秒) 吸血鬼のしもべ (Lv21まで) 吸血鬼の視力 吸血鬼の誘惑 (Lv10まで) | 吸血鬼の吸収 (5pt/秒) 吸血鬼のしもべ (Lv30まで) 吸血鬼の視力 吸血鬼の誘惑 (Lv10まで) 暗影の抱擁 |
クエスト「夜明けの目覚め」で治療可能。
非常に辛いものである。
第四段階に移行する寸前にも関わらず時間帯が真昼だったりした場合は、座して周囲が敵対するのを待つしかない事も。
それを回避するためにも可能な限り、定期的な血の補充が必須といえる。
ただしそれは人間のまねごとをしながら生きてゆきたい場合で、
第四段階を基本とするならば多少様相は趣を変える。
しかし、どの段階を主軸に据えるにしてもまずは幻惑術を極める事が最大の目標となる。
比較的快適さを求めるのであれば、幻惑以外にも隠密スキルを上昇させておくと良い。
吸血鬼の数少ないメリットとして「隠密中25%発見され辛くなる」を最大限に活かせる。
隠密スキルは軽装であれば60↑くらいから敵対NPCからも発見され辛くなる。
隠密が高ければ、下記吸血ポイントでの吸血もかなりやりやすくなる。
従者(フォロワー)-従者なら誰でも良い
ウィンドヘルム-ヌレリオン
ホワイトランのキナレス聖堂-病弱な農民、負傷した兵士
ハンターズ・レスト-狩人
リフテンのオナーホール孤児院-コンスタンス、親切者のグレロッド
ウィンターホールド大学の平静の間-先生方(主にファラルダ先生)
ソリチュード-シビル・ステンドール
第一~第三を基本とするならば、普通に暮らせばいい。
第四段階を基本とするならば、人里離れた場所が好ましい。
敢えて挙げるならば以下を勧めたい。
崩れ落ちたファング洞窟(吸血鬼二匹とスケルトン三体、おまけとして吸血鬼が蘇生する山賊一名)
クリフサイド隠居所(狩人を始末する必要はある)
闇の一党の聖域(ファルクリース、ドーンスター)
ピルグリムトレンチ号
廃墟と化した小屋
第一~第三段階は店で買うなり現地調達なり自由にすればいい。
第四段階はフィールドワークが主になる。
地味すぎて無視されているきらいがあるが、吸血鬼の『幻惑呪文が25%強化される』は文字通り幻惑呪文の性能が向上する能力である。
効果時間までは伸びないようだが、影響するレベルが向上するためかなり有用。
魅了
調和
狂乱
畏怖
透明化
通常の人間と異なり、昼間はヘルス、マジカ、スタミナが回復しない(正確には全てにマイナス100%修正がかかっているだけ)
その上、段階に応じて最大値も減少するので昼間動くならそれも頭に入れておかないと使えるはずだった魔法が使えず苦境に陥り兼ねない。
付呪で無限魔法を使えるようにしておこう。とまでは言わないが、減った上でも調和(最悪でも畏怖)を一発は撃てるようにしておきたい。
また、単純に隠密戦法を極めるというのも悪くない。
高隠密スキル(70~80↑)+吸血鬼補正(25%)+隠密PerK(隠術Lv1=+20%)+隠密エンチャ防具(適宜)
と身を固めるだけで、完全にゲームが変わるレベルまで変化する。
いずれにせよ、沈静化させた敵を隠密からステルスキルするのが吸血鬼にとって最高の戦法の一つなのは間違いない。
上記にもあるが、幻惑を強化するPerkを取得していればほぼ全ての敵を『調和』ないしは『魅了』の二連撃ちで沈静化してしまえる。
そうなればもう後はひたすら始末していくだけである。
血の補給源として有用なので、是非連れて歩きたいのだが相性はあまりいいとは言えない。
従者はドヴァキンに忠実なのである。
あまりにも忠実すぎて、第四段階に移行した際に敵対してしまう市民や衛兵にも容赦なく挑みかかってしまう。
それなりに優秀な武器を持たせていたりすると、運悪く行き逢った市民など一撃で倒してしまいかねない。
飢えをきちんと制御できるならいいが、うっかり忘れがちな人は従者は控えた方が無難。
連れるにしても、吸血鬼の魅了などで沈静化できる程度のレベルまでの従者にしておいたほうが何かと安全である。
また、召還魔法の死の従徒で蘇らせられる死者の中には何をされても一切手を出さず、不動を貫くものがいる。
荷物持ちに採用したいのならば、これらの死体を利用する手もある。
太古の吸血鬼(三体)-フェルグロウ砦(大学クエで行くバグ要素が疑われている砦)の牢屋
ウラクセン-マルカルス
椅子や、長椅子、テーブルなどに着席している状態で待機しても病状が悪化しない。
吸血鬼はアンデッド扱いなので、回復Perk「聖職者」によって自身に対する魔法効果が強化される(125%。効果時間は150%)。
非常に強力ですがUSP ver1.2.3で修正されています。
魔法効果とは回復や変性だけでなく、およそ魔法的性質を持った全ての効果を指し、その範囲は異常なまでに多岐に渡る。
分かっている範囲で列挙するとこんな感じになる。
注目すべきはやはり聖職者がエンチャントにも有効な事だろう。当然通常時よりも性能の高い薬や武器を作製でき、より武器や魔法を使いこなせるようになる。
太陽に更に弱くなるというネタもついて回るが。ちなみに、この効果を利用すると以下のようなことが出来る。
魔法を100%の確率で吸収する
守護のサークルで高速マジカ回復
エンチャント装備三部位で魔法消費0
ちなみに、変性魔法のドラゴンスケイルは「物理ダメージを80%軽減する」という効果なのだが、効果時間にのみ有効。
鍛冶強化倍率の更なる向上
吸血病+聖職者の組み合わせはそれ自体がPerkの自由度という意味合いでかなり拘束されるが、それを補って余りある魅力に溢れている。
概してオーバーパワー気味ではあるが「存在自体が罰ゲーム」とまで呼ばれた吸血鬼が最終的にたどり着いた姿としては十分すぎるほど完成された姿だろう。
最早、吸血鬼が人狼に魅力で負けているとは誰にも言えないはずである。
尚、聖職者吸血鬼になりたい場合は先に聖職者のPerkを取っておくことを推奨。
理由として一部のエンチャ装備の効果アップが先に吸血鬼になっていた場合だと機能しないことがある為。
例:聖職者先 付呪100+アージダルの才能=付呪112
吸血鬼先 付呪100+アージダルの才能=付呪110
と言った事になるので注意。
一部種族固有効果は、聖職者吸血鬼になった時に恩恵を得る。ブレトンの魔法耐性が31.25になったことを確認(内部数値。有効な効果での表示は変わらず)。
つまりブレトンは種族魔法耐性、マーラの使徒、変性Perk魔法耐性により、装備なしで魔法耐性が上限の85%に達する。
2022年12月、ついに聖職者吸血鬼の詳細な仕様が検証により判明した。
その結果、本来聖職者吸血鬼は吸血鬼状態を治療するとその効果も失われてしまうのだが(当然ではあるが)
聖職者→吸血鬼の順番ではなく、吸血鬼→聖職者の順番にする事(他にも細かい調整はいるが)で、吸血鬼治療後も確定で聖職者吸血鬼の恩恵を受ける事が可能。
プレイスタイルによってどうするかを決めるといいだろう。(細かい仕様はググってください)
ドーンガードのアドオンを入れると、吸血鬼の外見や性質が一部変更になる。これは吸血鬼の王ではない、普通の吸血鬼にも適用される。
ドーンガードクエストを進めると任意で吸血鬼の王になれる。
Dawnguard側でもVolkihar側でもなれるので、早くなりたければVolkiharにつくという感じでいいだろう。
Volkihar側ならシナリオの進行上必然的に吸血鬼の王の力を得るが、Dawnguard側の場合はなれる機会が限られているので(セラーナとの会話の選択肢次第?)、
実績やトロフィーを気にするドヴァキンはセーブデータを別途設けておくといい。
タイミングはクエスト「死の超越」のソウル・ケルン進入時の選択と、もう一つはクエスト「同類の判断」終了からセラーナとの会話を進めるまで。
セラーナとの会話を進めると、彼女は自身の吸血鬼を治療してしまうので、吸血鬼にしてもらえなくなるので注意。
吸血鬼の王になると吸血鬼の王形態への変身能力と変身時専用のスキルを得る。
ただし、スキルツリーには変身しているときしかアクセスできず、人狼形態同様にメニューを開けなくなる。
通常メニューがスキルツリーに置き換わってしまうためマップやアイテムなどにアクセスできない。
また、吸血鬼の王に変身中は落ちているアイテムを拾ったり倒した敵の死体を調べる事もできない(ドアを開けたりする事はできる)。
しかし、ハーシーンの指輪がないと1日1回しか変身できない人狼と違い、吸血鬼の王は1日何度でも、好きなタイミングで変身/解除が可能。
また人狼同様に変身中は装備を全て脱いでしまう (装備品の付呪の恩恵を受けれられない) が、人狼と違い変身を解いても素っ裸にもならない。
吸血鬼の王へと変身した状態だと町の住民などはただちに敵対するが、この状態で犯した犯罪(殺人ぐらいしか出来ないが)には罰金がつかない。
通常時と同じ操作は省略
Xbox360 | PS3 | PC | 操作 |
左スティック押下 | L3 | L-Ctrl | 飛行形態/歩行形態切り替え |
RT | R1 | 左クリック | 右手攻撃(飛行時:生命低下、歩行時:爪攻撃) |
LT | L1 | 右クリック | 左手攻撃(飛行時:死者蘇生、歩行時:爪攻撃) |
RB | R2 | Z | 夜の力使用 |
LB | L2 | L-Alt | ダッシュ、高速飛行 |
B | × | Tab | スキルツリー |
レベル | 体力 | マジカ | スタミナ | 攻撃力 | 防御力 | 生命低下の威力 | 死者蘇生対象LV |
1~10 | 50 | 40 | 0 | 10 | 100 | 50ダメージ 体力吸収15/秒 | 8 |
11~15 | 75 | 60 | 10 | 15 | 125 | 70ダメージ 体力吸収17.5/秒 | 16 |
16~20 | 100 | 80 | 20 | 20 | 150 | ||
21~25 | 125 | 100 | 30 | 25 | 175 | 90ダメージ 体力吸収20/秒 | 24 |
26~30 | 150 | 120 | 40 | 30 | 200 | ||
31~35 | 175 | 140 | 50 | 35 | 225 | 120ダメージ 体力吸収22.5/秒 | 30 |
36~40 | 200 | 160 | 60 | 40 | 250 | ||
41~45 | 225 | 180 | 80 | 45 | 275 | 150ダメージ 体力吸収25/秒 | 36 |
46+ | 250 | 200 | 100 | 50 | 300 |
魔法 | 効果 |
生命低下 | ファイアボールに似た遠距離範囲魔法。 |
死者蘇生 | 死体を蘇らせ、戦わせる。 |
パワー | 効果 |
コウモリ | シャウト「旋風の疾走」に似た効果。4方向に移動可能。 |
吸血鬼の視力 | 60秒の暗視効果。 |
能力 | 必要能力 | 説明 |
墓場の力 | なし | 吸血鬼の王に変身時に体力、マジカ、スタミナに+50のボーナス |
超常の力 | 墓場の力 | 夜の力と血の魔法の使用に必要なマジカを33%軽減する |
血の癒し | 墓場の力 | 噛みつきの強力な攻撃で人型の敵を倒せば体力が全快する |
ポイズン・タロン | 超常の力or血の癒し | 近接攻撃に20ポイントの毒ダメージが追加される |
夜のマント | ポイズン・タロン | 戦闘中に周囲をコウモリの一団が舞い、近接距離にいる敵に喰らいつく |
全生命探知 | 墓場の力 | 夜の力:ドワーフのオートマトンを含め、あらゆる存在を感知できる |
霧化 | 全生命探知 | 夜の力:霧に姿を変えて一時的に不死身となり、体力、マジカ、スタミナを再生させることができる |
神速の反応 | 霧化 | 夜の力:自分の動きが速くなり、周囲の動きが遅くなる |
吸血鬼の手 | 墓場の力 | 血の魔法:遠方から対象を引き寄せ、近くに来ると息をできなくしてダメージを与える |
ガーゴイル召還 | 吸血鬼の手 | 血の魔法:ガーゴイルを召還し、自分のために戦わせる |
死体の呪い | ガーゴイル召還 | 血の魔法:対象を麻痺させる |
太陽神アーリエルのアーティファクト「アーリエルの弓」とセラーナにエルフの矢を渡すと作って貰える「エルフの血呪の矢」が手に入り、
これを用いて太陽を射ると赤紫色のオーラで太陽を覆い隠し太陽光を遮ることができるようになった。
これにより吸血鬼最大の弱点がなくなり昼間から思う存分暴れられるようになった。
強力無比な幻惑、隠密を駆使して陽光すら闇でかき消してしまうヴァンパイアロード生活を満喫しよう。