TES世界の基礎知識 のバックアップ(No.3)

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The Elder Scrollsシリーズには地理、歴史、人種、神々、神話など膨大な量の設定が存在します。基本的にはトールキンの中つ国シリーズ(「ホビットの冒険」、「指輪物語」など)と同様の正統派ファンタジーなのですが、雰囲気がやや暗いという特徴があります。これらの情報はゲームの中に存在する本に書かれており、プレーヤーも自由に読むことができます。The Elder Scrolls世界の設定や、これまでの作品群のストーリーを知ることで、Skyrimをより楽しむことができるでしょう。

目次 Edit

地理 Edit

The Elder Scrollsの物語は、Mundus星系の惑星Nirn上の大陸Tamrielが舞台です。NirnはMasserとSecundaという大小2つの月を従えています。

NirnにはTamriel以外にも幾つかの大陸があるようですが、詳しいことはわかっていません。

AkavirはTamrielの東方にある大陸で、そこに住むAkaviriたちは、はるか以前にTamrielへ侵攻してきたことがあります。現在もTamriel大陸のあちこちにAkavirの影響が残されています。Bladesが採用している反りのある刀などの装備はAkaviriのものです。デザインを見てわかるとおり、設定としては日本をイメージしているようです。

AtmoraはTamrielの北方の大陸でNordの祖先の故郷であるようです。初代皇帝であるTiber Septimはこの大陸の出身(つまり彼はNord)で、Skyrim地方を経てCyrodiilへと渡りSeptim朝を興しました。

YokudaはTamrielの西方にあった大陸でしたが、何らかの原因で海に沈んだとされています。この災厄の際に多くのYokudaの人々は海をわたりTamrielへ移住しました。これが現在のRedguardの祖先になりました。島は幾つか残されているようで、AnvilからYokodaへ向けて船出する船もあります。

他にもAldmeris、Cathnoquey、Esroniet、Pyandonea、Roscrea、Thras、Ynesleaなどの大陸が存在するようです。

Tamriel大陸は9つの地方で構成されています。

TamrielMap.jpg

地理的にも政治、経済的にも中心に位置する地方がCyrodiilです。Cyrodiilは緑が豊かな土地でImperialの故郷です。北方には険しい山岳が、南方にはジャングルが広がり、砂漠はありません。中央を流れるNiben Riverの西は草原が、東は森が多い傾向があります。Niben Riverの北端のLake Rumareに浮かぶ島に帝国の首都であるImperial Cityが建設されています。Cyrodiilはここを底とする盆地状なので、Cyrodiilのどの地点からもImperial Cityの巨大な白い塔White Gold Towerを見ることができます。Imperial City以外には8つの都市が存在します。Anvilは西端のGold Coastの海沿いに、BravilはNiben river西岸の寂れた街、Brumaは北方のJeralls mountainsの麓にあり、Cheydinhalは北東の森の中に、Chorrolは北西の森の中に、KvatchはGold Road沿いでAnvilとSkingradの中間に位置する山の上に、Leyawiinは南端でNiben RiverとTopal Bayの合流地点の西岸に、SkingradはGold Road沿いでImperial CityとKvatchの間にあります。

Black Marsh地方はCyrodiilの南東に位置します。沼地が広がり、病気と毒を持つ植物や獣が跋扈しています。トカゲ人間であるArgonianの故郷でAn-XileelというArgonianの王が支配しています。

Elsweyr地方はCyrodiilの南に位置します。猫人間のKhajiitの故郷でManeと呼ばれるKhajiitの王が支配しています。

Hammerfell地方はCyrodiilの北西に位置します。砂漠が広がっており、Yokuda大陸から逃れてきた褐色人種のRedguardが多く住みます。帝国の属領ですが、帝国支配を嫌う一部のRedguardは砂漠に暮らしています。

High Rock地方はHammerfellのさらに北西に位置します。白人種のBretonの故郷で多くの小諸侯に分裂していますが、例外としてOrcが建設した街Orsiniumもあります。

Morrowind地方はCyrodiilの北東に位置します。現在のMorrowindにはダークエルフのDunmerが多く住みます。Vvardenfell島に多くが住んでおり、島の中心にはRed Mountainという火山があります。

Skyrim地方はCyrodiilの北に位置します。白人種のNordの故郷でHigh Kingにより支配されています。山がちな地方ですが経済力があり、過去には大陸の殆どを支配していたこともあります。

Summerset Isleは大陸の南西に浮かぶ大きな島で、ハイエルフであるAltmerの故郷です。

Valenwoodは南西に位置します。ウッドエルフであるBosmerが多く住みます。森が広がっています。

政治 Edit

Tamriel大陸全てが帝国の支配下にあります。帝国は、Tiber Septimを初代とするSeptim朝の皇帝が元首で、Imperial Cityを首都としています。実際に政府を率いているのはElder Councilという皇帝により選ばれた少数の元老たちでImperial以外の他種族も含めた全国の貴族などで構成され、法の制定など大きな権限を握るほか、皇帝が政務をとれない場合にいは元首職を代行することもあります。皇帝にはElder Councilの決定に対する拒否権が与えられています。

直轄領であるCyrodiilの各都市には諸侯が配置されており、それぞれの都市と周囲を担当しています。Cyrodiil以外の地方については、その地方で多数を占める種族の王に統治が任されています。各地方には、Imperialによる支配を嫌って独立を企てる者も多いようです。

種族 Edit

ゲーム上のステータスなど詳細は他記事を立項して下さい。ここでは簡単な説明だけしておきます。

現在の世界には合計10の種族が存在しています。Imperial、Breton、Nord、Redguardが人間、Altmer、Bosmer、Dunmer、Orcがエルフ種、Argonian、Khajiitが獣種です。

人間 Edit

ImperialはCyrodiil地方を故郷としており、現在の帝国の支配階級です。高い教養を有し、貿易外交など知的な職業に従事する者がおおいです。ローマ人(ラテン人)をモデルとしています。

BretonはHigh Rockを故郷としています。抽象的な思考を得意とします。ケルト人がモデルです。

NordはSkyrimを故郷としており、金髪・碧眼・高身長で人間としては頑強な肉体を有しています。航海術も高く交易も盛んです。バイキングをモデルとしています。

RedguardはHammerfellに多く住んでおり、浅黒い肌と天然パーマの髪の毛を持っています。独立心旺盛で生意気な性格が多いようです。職業としては戦士特に測候などに向いています。ベルベル人など北アフリカの人々がモデルです。

エルフ種 Edit

Altmerはいわゆるハイエルフで、Summerset Isleを故郷としています。黄金色の肌を持ち、全種族の中で最も長い歴史を有し文化レベルも高いからか、非常に高慢な性格をしています。

Bosmerはいわゆるウッドエルフで、Valenwoodを故郷としています。小柄で大きな耳を持つ彼らは自然と調和した生活を尊び、森の中で狩猟などをして生活しています。

Dunmerはいわゆるダークエルフで、Morrowindを故郷としています。灰色の皮膚に赤い目をした陰気で感じの悪い人が多いです。他の種族を信用しておらず蔑視しています。大昔はChimerという種族でしたが、War of the First CouncilのBattle of Red Mountainの際にAzuraの罰を受けて今の姿となったと伝えられています。

Orcは一見獣種に見えますが、実はエルフ種に属しています。High RockとHammerfell地方にコミュニティがあります。醜い外見が原因で以前は他の種族から嫌悪されており、「goblin以下」という酷いことも言われていました。勇気、忍耐力、忠誠心などを評価されて現在では誤解は解けているようですが差別は残っています。Daedric PrinceのBoethiahがエルフの祖先Aldmerの神Trinimacを滅ぼして「食べた」際にTrinimacの信徒に呪いをかけ今の姿になったという伝説があります。

獣種 Edit

Argonianはトカゲのような顔を持つ獣種でBlack Marshに多く住んでいます。毒と病原菌が蔓延しているこの沼地で住めるのは耐性のあるArgonianだけです。外見に似合わず深い知性を有し性格も穏健かつ忠実で友のためには死をも厭いません。一生のうちに性が入れ替わり、女のときには知性的、男の時にはやや攻撃的になるようです。過去にはカジートと共に奴隷として利用されており、この慣習は最近までMorrowindに残っていました。

Khajiitは猫の顔をした獣種でElsweyrに多く住みます。敏捷性に優れ性格は攻撃的で犯罪傾向がある者は追い剥ぎとなることが多いです。

絶滅した種族 Edit

Dwemerはいわゆるドワーフです。高い技術力を誇り、現在のMorrowindに住んでいましたが、ある日突然絶滅してしまいました。装備品が今も大陸中に残されています。

Edit

Tamriel大陸がある惑星Nirnの属する世界Mundusは、神々により創造されたと伝えられている。これらの神々の多くはTamrielにおいて崇拝され、同時に恐れられている。信仰する神々は、地域や種族によって様々である。複数の種族により崇拝されている神もあり、その場合、神の名前は言語により異なることもある。

この世界Mundusには2つの根源的な力が存在すると考えられている。均衡の力Anuの神々であるAedraはMundusを創造した者たちである。変化の力Padomayの神々Daedraは創造に参加することを拒否して自らの領地であるOblivionを創り上げ、そこから気まぐれでTamrielに干渉している。人間や他の種族が神格化される例もある。第三帝国の初代皇帝であるTiber Septimは死後にTalosとして神格化された。Morrowind地方においては、Almalexia、Sotha Sil、Vivecの三人のDummerの指導者が生き神として神格化されTribunalと呼ばれていたが、この信仰は崩壊した。

9つの地方において信仰されている神々とその対応関係は非常に複雑である。(参考)Cyrodil地方ではAedraの神々とTalosがNine Divinesとして国教となっているほか、Daedraを信仰する者もいる。
SkyrimではAlduin、Orkey、Dibella、Herma-Mora、Jhunal、Kyne、Shor、Mauloch、Mara、Stuhn、Ysmir、Tsunらが信仰されている。このうちHerma-MoraとMaulochはDeadraである。残りの神々はNine Divinesに属するAedraと共通の神である。AlduinはNine Divinesの主神であるAkatoshと同じ存在であるとされているが、Alduinは世界の創造者と同時に破壊をも司るとされている点に違いがある。

歴史 Edit

夜明けの時代(Dawn Era) Edit

Merethic Era Edit

第一紀(First Era) Edit

1E 242 ― アレッシアの奴隷反乱
Alessiaに率いられた奴隷身分の古シロディル人が、Ayleidの領主たちに対して反乱を起こした。今では伝説となっている遊牧民の戦士Pelinal Whitestrakeは、白金の塔でAyleidの王Umaril the Unfeatheredを打ち倒し決定的勝利を得た。その後PelinalはAyeidの神々によってその体を8つにバラバラにされてしまった。Alessiaは女王として即位しFirst Cyrodilic Empireが成立した。

1E 369 - 1E 420 ― 継承戦争
Skyrimの王Borgasが"Wild Hunt"によって殺害された。後継者を選定する立場にあったthe MootはWinterholdのJarl Hanseを選ばなかったために内戦が発生した。この戦争はSkyrimにとって破滅的なものになった。それまで支配下にあったHigh Rock、Morrowind、Cyrodiilを失い、Windhelmなどの街が破壊された。1E 420にPact of Chieftainsが結ばれ終結した。

1E 688 - 1E 700 第一次枢密院戦争
世俗的なDwemerがモロウィンドのHouse Dagoth、その他のDunmerのGreat Houses、遊牧民であるVvardenfell島のAshlandersたちに対して戦争をしかけた。戦争の最後の局面であったRed Mountainの戦いにおいてDwemerはミステリアスに消滅し、Nerevarは死亡、House Dagothは他のHouseに吸収された。Tribunalの生き神を信仰する新しい宗教が生まれ、後には消滅したHouse DagothのHigh CouncilorであったVoryn Dagothを悪魔の化身として忌み嫌うようなった。

1E 2321 正義の戦争
この戦争によりIliac Bayの人口の半数が死亡したにも関わらず、詳細は知られていない。Alessian Order内部における闘争が原因であったと思われる。組織が肥大化して統治が難しくなり、独立する地方が現れるようになった。西Cyrodiilが分離を図ったのをきっかけとして戦争が勃発した。

戦争への参加勢力や場所ははっきりとしていないが、Iliac Bayが戦場の一つとなったのは確かである。Lake Canulusに設けれていた巨大な修道院施設が破壊されるなどCyrodiilにも影響を与えた。

1E 2840 - 1E 2920 The Four-Score War
この80年に渡る戦争はモロウィンドの国境地域においてReman DynastyとTribunalに率いられたDunmerが戦った。
戦争は決着のつかぬまま、皇帝Reman IIIがBlack Gateの要塞を攻略し、Morag Tongに暗殺されたのをきっかけとして終結した。玉座を継いだAkaviriの権力者Versidue-Shaieは勢力を固めるためにそれ以上の構成を延期した。

第二紀(Second Era) Edit

第三紀(Third Era) Edit

3E 0 ― 第三紀の始まり
Tiber Septimが第二紀897年にTamriel全土を統一し第三紀の幕開けを宣言する。

3E 433 ― オブリビオン危機
Uriel Septim VIIとその息子3人がカルト教団Mithic Dawnにより暗殺される。Daedric Princeの一人Mehrunes DagonがOblivion Gateを開いてTamrielに侵攻し、Kvatchが壊滅する。
皇帝の死に際してAmulet of Kingsを託された囚人がChampion of Cyrodiilとなって皇帝の私生児Martin Septimを助け侵攻を食い止める。Martin Septimが自らを犠牲としてImperial Cityに現れたMehrunes Dagonを打ち倒す。

第四紀(Fourth Era) Edit

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