Note/GameData/Lycanthropy?
目次 †
概要 †
Lycanthropy(人狼症)は「野獣形態」でウェアウルフに変身し、様々な力を得ることができます。
人狼症にかかると全ての病気に対して100%の耐性を持ち、すでに罹患していても回復します。
(いちおう100%という話だが、ダンジョンのトラップで骨折熱になったという報告もあり)
ただしウェアウルフに変身していない状態でも休眠時のボーナスは得られなくなります。
ウェアウルフに変身すると体力とスタミナにボーナス値が入り、攻撃モーションも専用のモノが使われるようになります。
スプリント時もスタミナの減少量が低下し、かなり長時間走り続けることができるようになります。
(画面が激しく上下に揺れるので3D酔いには注意。)
ウェアウルフの力を得るには同胞団クエストのシルバーハンドをこなしておく必要があります。
DLC Dawnguard を導入することで、ウェアウルフ形態専用のスキルツリーも手に入ります。
攻撃力や体力スタミナに更なるボーナスを得られるほか、ウェアウルフ形態で使えるパワーも追加されます。
ただし、複数のパワーを状況によって切り替えることはできず、どれか一つを選ぶことになります。
Beast Form(野獣形態) †
同胞団クエストを進めると「Beast Form(野獣形態)」というパワーを手に入れることができ、使うことで1日1回ウェアウルフに変身できるようになります。
注意点として「変身」はいつでもできますが、「変身解除」は任意のタイミングではできません。150秒経過することで自動で解除されます。変身時間をコントロールすることはできませんが、人間の死体(自分が倒した相手含む)を捕食することで、延長させることはできます。
また「変身」を同胞団以外のNPC(フォロワー含む)にみられると、即座に敵対し攻撃を受けてしまいますし、罰金が科せられます。
(SE版1.5.73でセラーナやゴルディールなど一部のNPCに見られたが敵対しなかった…USSEPのおかげか? USSEP未導入でも敵対しないNPCがいる。ランダムイベントで遭遇した同胞団からは容赦なく攻撃されたが、一度雇用した傭兵はプレイヤーを目にしても攻撃せず、むしろ援護に回った)
- 体力が50、スタミナが100上昇(ドーンガード導入で150、200まで上昇可能)
- 通常はスタミナの回復速度は5%ですが、20%に上昇します
- 持ち運び重量が2000kgも増加します(ただしウェアウルフ形態ではアイテムの回収ができません)
- パワーボタン押下で「遠吠え」をすることができるようになります。以下の効果より選択することになる。
- 恐怖の遠吠え:デフォルト状態。60秒間、人や生物が戦闘から逃走し、近くのオオカミがあなたを助けに来ます。
- 兄弟のトーテム:2匹の霊体の狼を召喚し、ともに戦ってくれます
- 狩りのトーテム:生命探知を行い、効果は60秒間持続する。敵も味方も赤で表示される。
- 恐れのトーテム:30秒間、さらに高いレベルの人や生物が戦闘から逃走する(幻惑魔法のPerkで強化可能)
- ○○のトーテムはサブクエストで発見して初めて選択できるようになる
- 素手の基本攻撃力が20ポイントに上昇する(素手のダメージ増加付呪の影響を受ける?)
ただし装備品はすべて外されるので付呪の効果を受けることはできず、重装スキルのPerk効果も意味がなくなる。
- ウェアウルフクロー:カジートの爪のようなボーナス値。レベルアップで増加していく。
基本攻撃力+ボーナス増加量がウェアウルフの最終的な攻撃力。
- ドーンガード導入で被ダメージも固定値で軽減されるようになる
防具の割合軽減ではなく固定値軽減な点に注意。
Lv | 増加量 | 被ダメ軽減 |
1-10 | +0 | 0 |
11-15 | +5 | 50 |
16-20 | +15 | 100 |
21-25 | +25 | 150 |
26-30 | +30 | 200 |
31-35 | +35 | 250 |
36-40 | +40 | 300 |
41-45 | +50 | 350 |
50~ | +60 | 400 |
- 素手による攻撃のリーチも少し伸びる。
- 片手武器を1とした場合、ダガーで0.7、両手武器で1.3、通常の素手は0.68
- これらに比してウェアウルフの素手攻撃は 1.06 となる
- 変身中の攻撃は片手武器スキルとして計上される模様で、スキル経験値も入るらしい
- 前進しながらパワーアタック or 二刀攻撃(左右同時長押し)を行うと、相手を吹き飛ばすので、格上相手でも1vs1ならハメ殺せる
- 巨人相手でも吹っ飛ばせる。ドラゴンは不明。
- ちなみに巨人は人間ではないので、食べるにはPerk習得が必要。
- 死体を食べることで、体力が50ポイント回復し、変身時間が30秒間延長される
- 変身中はメニューの閲覧が制限され、魔法・アイテムの使用、装備品周り、地図さえも見られなくなる
- もっとも、アイテムは拾えないし、病気にもかからないので害は少ないのだが、回復できないのは大きい
- 変身解除までの時間の確認や、高速移動もできない…
- 変身中は装備品が解除されてしまう
武器・防具の付呪効果を得られなくなり、変身解除後に装備し直す必要がある(SE版では自動で装備し直される)
- 変身中はアイテムを拾うことができなくなる(上述)
- 非変身時でもベッドで休んでも回復しなくなる(上述)
- 変身中は体力が自動で回復しなくなる
- ベッドで休むことも魔法も使えないので、体力の回復方法は死体の捕食のみとなる
- 変身前にかけておいたバフも剥がされる。
- DLC Dragonborn でこの問題を解消する「狩りの指輪」が手に入る
- デイドラ製の武器からの攻撃に弱くなる。
- 基本的に変身は1日1回。「ハーシーンの指輪」を装備していると回数制限がなくなる。ただし変身解除はやはり任意にはできないので注意。
治療方法 †
ベッドで寝ても回復しない以外には人間形態でいればデメリットは特にないが、治療方法はいくつかある。
- 同胞団クエストの「純粋」をクリアすることで、治療することができるようになる。
- ただしその後二度と人狼症にならなくなる。
- ドーンガードを導入していると、一度だけアエラに頼んで人狼症にしてもらえる。ただし今度は二度と治療できなくなる
- ドーンガードで吸血鬼の王化することで、人狼症の能力が吸血鬼の王に上書きされ、結果的に治すことができる。
- ただし人狼症になるには上記のような選択を迫られる。
吸血鬼の王と異なり、ウェアウルフは好きな時になったり戻ったりができないので、選択は慎重に。
専用効果を持つ装備アイテム †
野獣形態に変身すると装備は解除されてしまうが、以下のアイテムを装備していた場合のみ変身後に効果を得られる。
名称 | 価格 | 説明 | 入手方法 |
ハーシーンの指輪 | - | 1日の変身回数の制限がなくなる | 「月明かりに照らされて」でシンディングに味方する |
吸血衝動の指輪 | 3,000 | 野獣形態の間、与えるダメージが50%増加する。 しかし、受けるダメージも50%増加する。 | ソルスセイム島のフロストムーン団から買い取る |
月の指輪 | 4,500 | 遠吠えの持続時間が25%増加する。 兄弟のトーテム以外は恩恵が薄い |
本能の指輪 | 6,000 | 野獣形態に入ると20秒間、周囲の時間経過が減速して感じられる。 変身直後の20秒間が強制減速になる |
狩りの指輪 | 7,000 | 野獣形態の間、体力が自動で回復する。 人間形態同様に回復するようになる |
見てわかる通り全てのアイテムは指輪であり、複数の効果を重複して受けることはできない。
専用Perk †
ドーンガードを導入することで、専用のスキルツリーを使えるようになります。
NPCの死体を一定数食べることで、能力ポイントが与えられ、各種Perkを有効にできます。
死体の鮮度は一切関係ないため、マップ内に最初から落ちている死体でも問題ありません。
○○のトーテム系のPerkは当該トーテムを有効にしている場合のみ効果を発揮します。
(同胞団クエストを最後まで終わらせていないと、習得しても意味がありません)
吸血鬼の王と異なり、変身中にパワーを変更することはできません(上述)。
Perks | ランク | 必要Perk | 説明 |
Bestial Strength 獣の力 | 1 | なし | ウェアウルフ変身時にダメージ25%上昇 |
2 | ウェアウルフ変身時にダメージ50%上昇 |
3 | ウェアウルフ変身時にダメージ75%上昇 |
4 | ウェアウルフ変身時にダメージ100%上昇 |
Animal Vigor 動物の活力 | 獣の力 | 野獣形態時に体力とスタミナに+100のボーナス |
Gorging ゴージング | 動物の活力 | 糧を得た時の体力の回復量が倍増(100回復)する |
Savage Feeding 野蛮なる食欲 | ゴージング | 大半の生物を糧に出来る。 人型以外は変身の延長時間は通常の半分となる |
Totem of Ice Brothers 氷の兄弟のトーテム | 獣の力 | 兄弟のトーテムの叫びが同胞たるアイスウルフらを呼び寄せる |
Totem of the Moon 月のトーテム | 氷の兄弟のトーテム | 兄弟のトーテムの叫びが同胞たるウェアウルフらを呼び寄せる |
Totem of Terror 戦慄のトーテム | 獣の力 | ウェアウルフの戦慄の叫びはレベルが高い敵にも影響する |
Totem of the Predator 肉食獣のトーテム | 獣の力 | 狩りのトーテムの叫びが全体に広がり、対象の状態がわかる |
能力ポイント獲得 †
能力ポイント獲得のためには最初に5回の食事を行う必要があります。
以後、「前回の回数+2回」の食事が必要になります。
n個目 | 食事 |
1 | 5 |
2 | 7 |
3 | 9 |
4 | 11 |
5 | 13 |
6 | 15 |
7 | 17 |
8 | 19 |
9 | 21 |
10 | 23 |
11 | 25 |
計 | 165 |
聖職者アンデッドウェアウルフ †
本来吸血鬼プレイヤーを強化するに留まっていた聖職者Perk+吸血鬼ですが、吸血鬼治療後もアンデッド属性のみをプレイヤーに残して聖職者による強化効果を得続けるテクニックが判明しました。
このアンデッド属性はさらに人狼症を上書きしても消えることがないため、長らく吸血鬼聖職者と縁遠かった人狼キャラも主に「野獣形態が強化される」という恩恵を受けることができるようになりました。
高難度での野獣形態は力不足になるケースが多くなるため、野獣形態メインで楽しむ場合は大いに役立つ可能性が高いです。
詳細を知りたい場合は項目名でググってください。
野獣形態時に強化される要素 †
- 体力、スタミナ上昇値
- 基本攻撃力(素手+クロー補正)
- 基本防御力
- 捕食時回復力
- 狩りの指輪の回復速度
- 本能の指輪の時間減速持続時間
- その他大公の石碑やポーションの効果等変身前でも恩恵を受けられる物
野獣形態時に強化されない要素 †
- 変身時間
- スタミナ回復力
- トーテム系持続時間
- 吸血衝動の指輪、月の指輪効果
小ネタ †
- ハーシーンの指輪とフロストムーンの指輪は同時装備できないが、ハーシーンを装備して変身→直後にフロストムーンを装備で効果の併用は可能。
- 野獣形態のダッシュ攻撃は当て方によっては最大3Hitする可能性がある。
- 野獣形態時の体力回復や専用Perk習得に必須ながら隙を見せることになる捕食モーションは構えボタンでキャンセル可能。
ただし野獣形態にも武器構え状態と非構え状態があり、一度捕食キャンセルすると非構え状態になる。
非構え状態での捕食モーションキャンセルは不可能なため、連続捕食・キャンセルする場合は再度構えボタンを押して武器構え状態にしてから。
- 野獣形態ではダンジョン内の蜘蛛の巣を破れないのでその都度変身を解くしかない。……と思われていた。
原因は爪での攻撃に蜘蛛の巣を破る力すらなかったわけではなく、前傾姿勢+頭の判定がでかいために攻撃が届いていなかったせい。
野獣形態時の攻撃判定はやや後方にも出ているため、後ろ歩きで蜘蛛の巣に背中から密着して攻撃すれば破ることが可能。
- 野獣形態時にはカジートやその他獣人種の素手ボーナスは一切無効になってWerewolf Clawsの補正のみに置き換わる。
アルゴニアンの水中呼吸も無効。
- 弓術上昇ポーションには弓術だけでなく素手や他の武器種の威力も上昇させるバグがあるが、これにはウェアウルフの素手攻撃も含まれる。
最終的には薬に頼ろう。
- 野獣形態時に有用な効果(◎印は聖職者で強化可能、制限時間のある効果は全て変身前に発動する)
- オーク種族特性:狂戦士の怒り(1日1回60秒被ダメージ半減、与ダメージ2倍)
- 大公の石碑(防御+50pt、魔法耐性+25%)◎
- 精霊の石碑(マジカ+50pt、呪文吸収+50%、マジカ回復速度-50%)◎
- 恋人の石碑(全スキル習得速度+15%)※得られなくなった睡眠ボーナスの代わりになる
- ディベラの使徒、恋人の洞察(異性へのダメージ+10%)
- マーラの使徒(魔法耐性+15%)◎
- ドラゴン封じ(ドラゴンからの近接ダメージ-25%)
- 努力なき力(被よろめき率-25%、与よろめき率+25%)※微量ながら体力自然回復効果有◎
- 船乗りの安息(治癒呪文の回復効果+10%)※死の回避強化
- 回復Perk:死の回避(1日1回体力10%以下時に250pt回復)◎
- 変性Perk:魔法耐性(魔法耐性+10~30%)◎
- 変性Perk:安定性(変性持続時間+50%)※変性呪文、本能の指輪時間延長
- 変性Perk:精霊(呪文吸収+30%)◎
- 錬金Perk:蛇の血(毒耐性+50%)◎
- 変性呪文:ドラゴンスケイル(30秒物理被ダメージ80%カット)◎
- シャウト:ドラゴンアスペクト(1日1回300秒パワーアタック強化25%、防御+25~100pt、炎耐性+25%他)
UESPWiki:Skyrim:Lycanthropy